とくらんパーク
大分県津久見市に本社を置く民間企業((株)戸髙鉱業社)が所有する遊休地を徳浦地区の地域住民の憩いの場として再整備する事業。青少年の育成に資する活動や助成等を行う(財)戸髙育英会からの依頼で、福岡大学の景観まちづくり研究室と協働して進めた。パーゴラなどランドスケープデザインを含めて、実施設計をおこなった。徳浦地区の小学校と近隣住民とともに、芝貼りのワークショップもおこない、2023.7にオープンした。
3つのデザインのポイントと成果があった。
1.民間企業単独予算の整備でありながら、敢えて収益獲得を第一とせず、地域コミュニティの日常生活を豊かにする広場を提供
2.民地を開放し、広場と歩道を自主的に整備することで通学路の安全性向上と近隣住民の散歩や交流を促進
3.地域の資源や敷地の記憶を広場のデザインに取り入れ、地域のゆとりや災害時の避難地等、広場の存在価値を再確認
業務名:(仮称)津久見遊休地再整備工事
業務:設計・監理、ランドスケープ、遊戯施設、サインデザイン
工事:新設
面積:敷地面積4529㎡
階数:平屋
構造:木造
用途:民間の広場
施主:(株)戸髙鉱業社 / 公益財団法人戸髙育英会
竣工:2023.6
施工:広場全体:ウメサン(株) 遊具施設:(株)ヒロシゲ
協働:福岡大学の景観まちづくり研究室 構造:(株)造デザイン
写真:Techni Staff イクマサトシ
受賞:第6回風景デザインアワード2024受賞